崖の端っこ

 

 

崖の端。

 

 

そう

 

後ろから次々に押されている感じがする。

 

 

上からは虎が見てる。

 

 

落ちちゃだめ…

 

落ちちゃ死んじゃう

 

 

 

だから

 

選ぶの。

 

ぎりぎり。

 

 

 

そう、

 

そんな毎日で。

 

 

あなた、ほんとうなの?

 

 

そんな声も聞こえるけれど、

 

 

それを聞くのにはもう疲れたらしい。

 

 

わたしは、

 

 

その崖から飛び降りるのを許すことを

 

 

いつからか忘れちゃったみたい。

 

 

 

崖から飛び降りたら

 

 

死が待ってる。

 

後悔が、貧困が、責められる言葉が

 

 

待っている気がして。

 

 

崖から落ちるに甘んじることは逃げな気がして。

 

 

崖から落ちないように踏ん張ってる。