粗野でいじわるで、魅力的!
前回の記事の続きです☆
映画『つぐみ』を見てきまして…
そんで、つぐみ役の牧瀬里穂さんにずっきゅーんでした!
なんというかさ。
つぐみはすごく口が悪いんですよ。
友達に向かって「ぶす」って言うし、
ご飯つくってくれるおばさんに向かって「ばばあ」って言うし…
すーーーごい、憎まれるようなことを
進んでやってしまうつぐみで。
けれど、いつだって愛されている。
すーごく問題を起こすし、あまのじゃくで、粗野なのに
まっすぐで…
そんなつぐみに、私たちはいつだって魅かれてしまうのです。
なんていうのかな。
女性作家って、結構そういう特徴的な女の子を描く気がする。
西加奈子さんの『サラバ!』に出てくるお姉ちゃんだって、
『きりこについて』に出てくるきりこだって…
これでもかーーーー!!ってくらい強烈な女の子たちで…
けれど愛らしいんですよ。
いくらブスだって、いくら問題児で宗教でめちゃくちゃなやつだって…
なんか、愛らしい。
強烈に魅力的に見えてしまう。
不思議です。
一般的なあるべき像みたいなのってなんなんだろう…
って思わせてくれるのが、こういう子たち。
毒毒しいものがほんとうに毒に見えてしまう場合もあれば、
つぐみたちのように、チャーミングに思えてしまうこともある。
不思議です。
ただ、とにかくまっすぐに
自分を貫いている姿はすてき。
そんなつぐみにきゅんとしてしまうのでした!
これが女優の神髄だよね。